2009年10月12日 (月)

9月29日 骨董アンティークフェア in 横浜アリーナ

Hi3b0592

ちょっとアップが遅くなってしまいましたが、先月の末、病院に行くついでに久しぶりに骨董市に行って来ました!

更新も久しぶりになってしまってます、申し訳ございません。
なかなか骨董市に遊びに行けなくて、新しいネタを仕入れることが出来なくて…今週末、やまと骨董市に行けるといいなぁ…

Hi3b0585さて、平日の骨董市である骨董アンティークフェアには今回初めて行きました。フルタイム仕事持ちだとなかなか行けないんですよねー、場所は比較的自宅から近いんですけど。場所だけは。

ざっと見て回った感じ、和洋のバランスが良くていい感じ。お客さんの年齢層は高め(笑)。
途中で、弦楽四重奏のミニコンサートがあったり、休息所が用意してあったり、ゆったりとしたいいイベントでした。でも会場内はちょっと暑かったかな。

私の目当てであるコンパクトはあまり出ていませんでした。
あっても、80年代のKIGU of London に1万円以上はちょっと付け過ぎ。

会場にも1時間ちょっとしかいなかったのですが(すいません、すぐ疲れちゃうんです)、1個だけ面白いものを購入しました。

Hi3b0595アメリカ・Wadsworth ワーズワースの彫金のコンパクト。ぱっと見、Elgin っぽかったのでエルジンかな?と思って手に取ったら私はまだ持っていないWadsworth ♪50~60年代くらいのものでしょうね。

いえ、面白かったのは本体ではなくて、実は箱の方。
トップの写真の箱と、中身でセットで置いてあったのですが、どう見ても、誰が見ても、これは箱と中身が違ってるじゃあありませんか!(笑)

お店の方に、「箱と中身のメーカー、違いますね…」と言ったところ、店主さんは「え、そう?そのセットで仕入れたんだよ」と慌ててました。
いえ、別にいいんですけど。というか、コンパクト本体よりも、むしろこの箱の方に興味津々。

Hi3b0593これ、VOLUPTE ヴォルプテの「Swing lok」の箱じゃないですか!
Swing lok って、私はまだ持ってないんですけど、留め金がちょっと変わってて、フタを横切るバーが張ってあって、それでフタを押さえるようにパチンと留める仕組みなんですよ。

ああ、文章で説明するのが難しいな。
えっと、イメージとしては、遊園地の絶叫マシンに乗ると、体を押さえるためのバーが胸の前に降りてくるじゃないですか。あのバーが、フタに付いていると思ってください。…って、ますます判らない説明だ(笑)。すいません、そのうち現物を手に入れます!

この箱とコンパクトで3500円だったのですが、私が箱が違うと指摘したせいか?2500円にオマケしてくださいました。いや、そんなつもりで言ったんじゃないんですがー。

むしろこの箱だけに2500円払ってもいいな、私は。…って、「箱」の方に価値を見出すようになったらコレクターも末期なんじゃないでしょーか、と自分で突っ込んでみる。

いやあ、いい箱を手に入れた!…だから、コンパクトの説明しましょうよ、私。


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2009年7月20日 (月)

7月19日 骨董ジャンボリー

Hi3b0563

2月以降体調が思わしくなく、骨董市にも4月のジャンクショー以来行ってなかったので、日本最大級の「骨董ジャンボリー」は久しぶりに行きたい!と思って頑張って行ったのですが、せっかく片道2時間ずつ掛けて行ったのに、会場にいたのは1時間という、滞空時間の短い情けない結果に終わりました。

Hi3b0564真夏に遠出は無理ねぇ、やっぱり。今日は一日寝込んでます。
とはいえ、1時間といえども短期集中決戦で、素敵なコンパクトを2個発掘して来ました。

ひとつはお馴染みイギリス Stratton ストラットンの「The Princess」。
黒地に薔薇が柏林堂さん好みです。内ブタはセルフオープニングで「Compact-in-Hand」の刻印入り。50~60年代のものですね。
シフター付きパフ付きの未Hi3b0565使用品です。

売っていたお店が和骨董のお店で、いつもは洋物は扱っていないとのことで、コンパクトについても知らないとのことでしたので、上記の詳細説明を一式ご説明申しあげてまいりました(笑)。

知らないなら「知らない」と、ちゃんと言ってくれるお店は信頼できます。よね。

もうひとつは、前後革張りに金彩で箔押ししてあるコンパクト。やはり和骨董のお店で見つけました。

Hi3b0566製造国などの刻印が一切ないので、これだけだとなにも判らないのですが、実は手持ちのコレクションの中に、おそらくこれと同じシリーズであろうコンパクトを持っているのです。

同じように革張りの型押しで、蝶番やオープニングの金属の形が同じ。
ね?これは同じシリーズでしょ?
でもって、元々持っていたグリーン地の丸いコンパクトの方には「BARCACCIA-ROMA MADE IN ITALY」と書かれています。

つまり、今回購入したコンパクト単独では判らないHi3b05682けど、手持ちのコレクションとの合わせ技で、これはイタリア・ローマ BARCACCIA バルカッチャのお土産品、とほぼ確定。

BARCACCIA というのは「古い船」という意味だそうで、スペイン広場の「バルカッチャの噴水」が有名ですが、コンパクトの刻印が店や会社の名前なのか、地名なのかは不明です。

年代はいつ頃でしょうねぇ、鏡の感じでなんとなく50年代くらいかなぁ?と思っているのですが。なんとなくね。
この「なんとなく」っていうのも説明しづらいのですが、コンパクトをたくさん個数見ているうちに、年代の明らかHi3b0567に判るものから推定して、なんとなく、じゃないかな、っていう感じ。すいません、ひじょーに曖昧な感覚です。

イタリアのお土産品が、まったくの別ルートをたどって遠い日本の空の下でこうして再会?するというのもコレクターならではの楽しみですね。


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2009年6月29日 (月)

ジャパニーズ・ビューティ

Hi3b0553

…このタイトルの流れで来ると思ったでしょ?はい、その通り。

でも今日のコンパクトは「これ、前にご紹介したっけ?」ではなくて、「これ、まだご紹介してないわ」とちゃんと覚えてました!って、自慢になりません。

Hi3b05462日本のものでは特に大好きな、NACON ナコンのコンパクトです。実は、骨董市仲間(という仲間が私にはおります・笑)のひとりが、私にプレゼントしてくださったものです。

金彩の孔雀の柄は、これたぶん、ハンドペイントです。
細ーい毛筆で羽の流れ1本1本が描き込まれています。羽の中にある小さい丸いきらきらは、おそらくマザーオブパールを小さく丸く切って着色したもの。内側の3重は赤い着色、外側の2重は青緑っぽい着色になっています。恐ろしく手が込んでいますね。
孔雀の体と羽のバランスがなんとなく歪んでいるのがハンドペイント的味わい。

おそらく70年代のものでしょう。固形ファンデーションのレフィルを抑える金輪の枠が残っていますが、その他にシフターも付いていて固形・お粉両用だったはずです。同じタイプのコンパクトを他にも持っているので…

Hi3b0552現在、我が家にあるナコンのコンパクトは4個。…確か4個だったはず(笑)。

前に、KIGU OF LONDONの記事の中で「一時期NACONが輸入代理店をしていた」と書きましたが、ナコン自身もオリジナルのおしゃれ雑貨を製造販売していました。

コンパクトに付属の「保証書」には、

「弊社製品ラインアップには、コンパクト、香水スプレー、マジックハンガー、リップミラー、シガレットケース、バッグその他舶来小物を多数取り揃えてございます。」

とあります。「シャレックス」というシリーズ名がついていて、

「シャレックスとはおしゃれ用品の新しいよび名です。」

と書いてあるんですが、たぶん、定着させようとして定着しなかった「新しいよび名」ですね。なんというか、そういう「独自路線」を打ち立てようという意欲が、凄くあったメーカーなんだろうな、と思います。

株式会社ナコンの、当時の住所は「台東区柳橋2-20-13」。
はい、ここです。…また来たよストリートビュー(画像が表示されない場合は、「大きな地図で見る」をクリックして別画面でご覧くださいね)。

大きな地図で見る

残念ながら、もう違う会社名ですね。
「株式会社ナコン」で調べたところ、山形県に同名のプラスチック加工業の会社が存在するようですが…

孔雀のコンパクトは、蝶番の鏡側に、メーカー名が「TOKYO NACON JAPAN」と刻印されています。
Hi3b0547この刻印にも2種類あって、単に「NACON」のものと、「TOKYO NACON JAPAN」と書かれているのとあるのですが、なんとなく、「NACON」だけのものの方が古い、ような気がします。「TOKYO JAPAN」と表記するのは輸出を意識したものだと思うので、なんとなくKIGUの輸入代理店展開の影響なんじゃないかな、と。

あ、でもこれはあくまでそんな「気がする」だけです。

以前、やはりあくまで私自身の「私見」として「~だと思います」と書いたところ、その記事を引用?する形で他のサイトさんに「~です」と断定して書かれてしまったことがあるので、驚くと同時に「ヤバい、迂闊なことは書けない」とうろたえました。こうして曖昧な情報が広がってしまうのかな、と思って。

「そんな気がする」で書いている部分もありますので~。「~と、思う」というのはあくまで私見ですからねー。いや、それもどうなんだ、自分よ(笑)。

最近体調が悪かったせいでしばらく骨董市に行ってないので、来月の骨董ジャンボリーは絶対行きたいなーと思っています。骨董市で久しぶりに日本のコンパクトたくさん見て回りたいです。


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2009年6月22日 (月)

イングリッシュ・ビューティ

Hi3b0544

「このコンパクト、ブログでご紹介しましたっけ?」シリーズ第二弾。…って、またシリーズですか。
Hi3b0540左側の検索窓からKIGUで検索してみたんですが、ずいぶん前から所持している割には、 たぶんまだご紹介してないかな。タイミング逃すと意外とブログに載せ損なっちゃうことが、多々あるんですよ。

イギリス、KIGU of London キグ・オブ・ロンドン製のコンパクトです。KIGU of London については、過去記事「背伸びした少女」「KIGU of LONDON」をご覧くださいね。

ずっと前に「欧米のコンパクトで花柄といったら圧倒的に薔薇が多い」という趣旨の記事を書きましたが、Hi3b0542

  Roses are red,
  Violets are blue,
  Sugar is sweet
  And so are you.

とマザーグースにも謡われる「花の双璧(一対の宝玉、の意味)」、スミレの花束の表装です。華やかで派手な薔薇に対して、菫は清純で慎ましやかな印象がありますよね。

内ブタの中央にKIGUのトレードマーク、蝶番のところに「MADE IN KIGU ENGLAND」とあります。直径7.5センチの、割に大ぶりのコンパクト。シフター付きの未使用品です。

Hi3b0543面白いと思ったのは、内側のお粉入れの部分とフタの裏側が、コーティングされていること。粉状のものは湿気を吸いやすいので、コーティングされていると水分による金属の劣化や酸化(ようするに錆び)が防げていいですね。おそらく、70年代の(KIGUにおける)最晩年の頃のものだと思われます。

前にも書きましたが、ゴージャスでいい意味でたくましいアメリカ製のコンパクトに比べて、イギリス製はやはり繊細で可憐。そう、まるで菫の花のように。


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2009年6月14日 (日)

アメリカン・ビューティ

Hi3b0528

我が家、現在コンパクトの数が居住空間の限界を超えております。ひとつひとつは小さなコンパクトですが、何百もあればそれは場所を取り、しかも重い。数があるとメンテも行きとどかなくなりがちですし、これは本当になんとかしなくては。

Hi3b0525ところで、トップ写真の2個の Elgin American エルジンのコンパクト、もうブログでご紹介しましたっけ?き、記憶が…

サイト内で検索してみたところ Elgin の記事は「ELGIN AMERICAN エルジン」と「とうとうアレに手を出してしまいました…」と「Elgin のハマグリ」かしら。あらー。まだご紹介してなかったみたいですね。

台形のコンパクトは麦の穂の模様が彫られています。写真で見るとそうでもないけど存在感が凄いというか、大きく感じます。実際使ってたらきっと注目の的だと思います。
ちょっと赤味がかったゴールドで、同じ台形のパフも残ってます。

Hi3b0524四角い方は、華やかな花柄の表装です。これ、可愛いねー。
パフは残っていません。それと、 Elgin のコンパクトはシフターなしの内ぶた付きで、内部の周囲にネル生地のようなもこもこの不織布がぐるりと張ってあって粉漏れを防いでいるのですが、そのネルのもこもこが外されています。
たぶん、メンテする段階でこのもこもこからいつまでも粉が出て来るので外されちゃったんだと思います。その気持ちはよく判る!でもこれがないと使いづらいよねぇ。

いつも思うんですが、コレクターにも2種類いて、「集める」ことが目的の人と、「使う」ことが第一の人。私は元々「使う」人なので、使えなくなるメンテHi3b0526_2には反対。

コンパクトはあくまで日用品であって美術品ではないので、使ってあげる方がコンパクトだって嬉しいと思うのよ。…そ、そりゃ、250個を一生の間に使いきるのはたぶん不可能だけど(笑)。

同じようなゴールドトーンのコンパクトですが、それぞれ微妙に色合いが違うんですよ。
台形は赤味が強く、はまぐりは黄味が強いゴールド。花柄は薄めのライトゴールドって感じです。
いずれも40~50年代のもの。ゴールドトーンは華やかでいいですね。

Hi3b0530


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2009年6月 7日 (日)

身元不明のコンパクト その2

Hi3b0516

「アメリカ製ということ以外、何も判りません」シリーズ第二弾。…どんなシリーズですか。

Hi3b0519全盛期にはいかにお粉入れがたくさん流通していたか、ということでもあるのでしょうが、有名無名問わずあらゆる小物系の企業が造っていたのでしょうね、パウダーコンパクトケースを。

この3個は、そんなに凝った造りではなくて本当にケースに鏡を付けました、的なシンプルさで、3個とも未使用品です。

この中では、青い小さなコンパクトがちょっと面白いですね。群青色に金がおしゃれで上品です。
ころんとした、手の中に収Hi3b0520まるサイズが可愛い。このくらいのサイズだと、ピルケースにしてもいいかもしれません。あるいは、現行で売っているアイシャドウのレフィルなどを入れておくのもいいかも。

話は違うのですが、私は膠原病で、正直言ってここのところ体調があまりよくありません。それで、更新などもますます不定期になってしまう場合が、今後もしかしたらあるかもしれませんが、なにとぞご了承ください。というか、のんびり長ーい目で見ておいていただければ幸いです。毎度すいません。Hi3b0518


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2009年5月24日 (日)

身元不明のコンパクト その1

Hi3b0503

 先々週、「調べる手がかりがいっぱいあるコンパクトは楽しい」と書きましたが、実際まっHi3b0500たくどうにも手がかりのないコンパクトというのもたくさんあります。というより、そういうコンパクトの方がほとんどかも。

 今日のコンパクトもそのひとつ。私としては、すんごく気に入ってて大好きなコンパクトなんですけど、「購入先がアメリカなのでたぶんアメリカ製」という以外になんの手がかりもありません。

 黒のエナメルと白のマザー・オブ・パールのコントラストがおしゃれでちょっとアールデコっぽいでしょ?

 真ん中のマザー・オブ・パールの上部が一部欠けてるのが惜Hi3b0501しいですが、それも全然気にならないくらい洒落てて素敵。おそらく40~50年代のものでしょうね。

 留め金の仕組みもちょっと変わっていて、前側面の半月状の金具を押すと、バネの力でオープンするようになっています。

 パフとシフターも残ってることは残ってるんですが、縮んでしまっていてこれではシフターの役を果たしませんよねHi3b0502(笑)。鏡も一部箔が落ちてしまっています。

 コンパクトとして使うのは難しいかもしれませんが、アクセサリー入れとか、あるいは化粧品売り場でよくいただく、ファンデやリップやアイシャドーなどの試供品を入れておくのもいいかも。これだけ存在感のあるケースなら、いろいろ使い道を考えるのも楽しいものです。


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2009年5月17日 (日)

COTY NEW YORK

Hi3b0491

 COTY コティは元々フランスのメーカーですが、現在本社はニューヨークにあります。
詳しくは以前の記事、「流転の美女」をご覧くださいね。

Hi3b0497 以前、1954年販売の「Envelope(封筒)」と呼ばれるコンパクトをご紹介しました。今回のトップ写真の左側の方のコンパクトです。えっと、どの記事だったかな。ああ、あったあった、「コンパクト・アドバイザー?」という記事ですね。

 今、このブログ記事数140件あるんですよ(これが141件目)。だから自分でも探すのが大変で…一応カテゴリー分けはしてますが、自分でも「あれ?このコンパクト、前に紹介したっけ?」と判らなくなることがあります。現在、保有個数250個くらい…ああ、そろそろなんとか整理しなければ。

Hi3b0494 ご覧になってる皆さんで、「コレについての記事はどこだっけ?」と思われた方は、左側のサイドバーのカレンダー下に検索窓がありますので、キーワードを入れて探してみてくださいね。

 さて、トップ写真右側のコンパクトもおそらく「Envelope(封筒)」と同じ頃のもの。シンプルなゴールドトーンに、ワンポイントのお星様が可愛いですね。

 中を開くと右側がお粉入れ。シフターはありませHi3b0495ん。
 左の空間には頬紅のレフィルが入っていたものと思われます。今使うなら、ここにパフを入れればちょうどいいですね。

 薄手でシンプルで可愛い。表装にシミがあったり鏡に経年の曇りがあるためたぶん売り物にはならないので(笑)、嬉々として自分で使おうと思っています。


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2009年5月10日 (日)

インターネットってホントに凄いというお話

Hi3b0483

 女だてらにマニア気質というかコレクター気質というか、小さな手掛かりからあっちこっちちまちまと調べるのが好きな性格なので、インターネットの恩恵というのは計り知れないものがあります。

Hi3b0489 昔だったら図書館にこもりっきりで調べたところだったんですが。ネットが普及する以前は国会図書館とかよく行ったものです。まあ、そういう仕事をしていたせいもあるんですけどね。

 今回のコンパクトはいろいろ調べるべきキーワードがたくさんあって、調べ甲斐があって楽しかったです。

 縦横5.5センチ角の小振りのシンプルなゴールドトーンのコンパクト。アメリカ製です。未使用品で当時のメーカーカードまで入っています。おそらく30~50年代くらいのものでしょう。

 メーカー名は「KOTLER & KOPIT Inc. コトラー&コピット社」。
 当時の住所は「50 Church St. Pawtucket R.I. ロードアイランド州ポータケット市チャーチストリート50」。

 はい、ここです(笑)。

大きな地図で見る

 凄いですよね、今や、住所だけで「ここ」って画像まで出ちゃう(画像が表示されない場合は、お手数ですが「大きな地図で見る」から別ページで開いてみてくださいね)。

 ロードアイランド州はアメリカ独立時の13州の内のひとつで、小さいけど古い歴史のある街。ファッション装身具、加工金属製品の製造産業が盛んな土地柄のようです。

 ストリートビューでまっすぐ歩いて行くと、突き当たりに古い教会があります。だから「チャーチストリート」なんでしょうね。

 さて、この50 Church St.の角にある建物。これ、どうやら空家というか、使われてないっぽい感じがしますよね。さすがにもう「KOTLER & KOPIT」はない、のでしょうねぇ。

Hi3b0488 他にもカードには「10¢」ってあるんですけど…これ値段?や、安くないですか?まあ、戦前の、しかもアメリカの貨幣価値はよく判らないですが…
 初任給100円、とかの時代だったら有り?

 パフの上の「K & K」のメーカーマークと女性のシルエットがおしゃれですね。シフターのないタイプのコンパクトです。

 内ブタの下の方には「PATENT 1802796 U.S.A.」と刻印されています。
 調べましたところ、この特許番号は1931年4月28日に取得された、「Fastener Catch」、つまり、留め金部分の仕組みの特許です。
 …これもインターネットでアメリカの特許商標庁のサイトで調べました。もう、ホントに便利な時代に、以下同文。

Hi3b0486_2 確かにこの留め金部分、普通のコンパクトと違って、外側の取っ手の部分を下に軽く下げるようにすると、バネの力で外ブタが開きます。
 1931年に登録された特許ということは、このコンパクトはそれ以降のもの、ということですね。

 こんな風にいろいろ調べる手がかりのあるコンパクトは大好きです。いえ、そうでなくても、この時代のアメリカ製コンパクトは大好きなんですけどね、ご存知の通り。


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2009年5月 5日 (火)

逆五芒星の謎

Hi3b0482

 …いえまあ、「謎」というほどのことでもないのですが。

 写真はイギリスStratton ストラットンのコンパクトで、形は「The Rondette」。セルフ・オープニングの内ブタ付きで、内ブタ上に「Compact in Hand」の刻印があるので50~60年代のものです。
 このブログをずっと読んでくださってる皆様には、このあたりのことはもうおなじみなので軽く流します(笑)。

Hi3b0481 私が面白いなと思ったのは、表装の「逆五芒星」です。

 古代メソポタミア文明のシュメール文字の中にも見られる5つ角の星は、その後、洋の東西に分かれて同じように「魔術」「陰陽道」のシンボルとして使われています。

 日本では五芒星は陰陽道の木・火・土・金・水の五つの元素を表すものであると同時に、ひと筆で書けるもの、閉じたものとして「魔のはいりこむ隙がない」ということで護符として使われて来たようです。

 西洋においても、物質を構成する(と当時は考えられていた)火・水・空気・土の四大元素に「霊」を加えたものを表すシンボルとして、魔術的な力があるとされて来ました。

 このコンパクトはイギリス製ですから、西洋魔術「っぽい」デザインを、おそらくはデザイナーさんがどこか古い書物からでも引っ張り出して来てデザインしたのでしょうけど、気になったのはこれが「五芒星」ではなく頂点が下向きの「逆五芒星」であること。

Hi3b0480 確か「逆五芒星」ってデビルスター、悪魔のシンボルじゃなかったかなー、と。…まあ、たぶんデザイナーさんにそんなつもりはなかったんだろうな、とは思うんですが、見る人が見たら結構ダイタンなデザインだなー、と思いまして。

 この五芒星は、二重構造になっていて、外側の色はたぶん前述の五大元素を表しているんだろうな、と思います。赤は火、青は水、黄は土、でしょうか。それぞれの色の上に描かれているイラストでなんとなく判るのは、王冠は王、小麦の束のようなものは農民でしょうかね。とするとそれぞれが身分を表しているとすれば、

 白(霊)…王冠(王)
 黄(土)…麦の束(農民)
 青(水)…槍(戦士)
 赤(火)…杯(商人?)
 緑(風)…何らかのシンボル?(聖職者?)

 という感じでしょうか。

 内側のイラストはもっと謎で、

 F…書物?聖書?
 A…植物?
 T…太陽
 A…羊?
 L…ライオン

 で、つなげると「FATAL 運命的な・宿命的な・致命的な」という形容詞になります。この中で判るのはLEO、Lionのライオンくらい(笑)。

 いえ、だから、単にデザイン的なかっこよさ、以上の意味は、さすがにコンパクトの図柄にはないとは思いますよ。

 でもこういうオカルティックなデザインを「ちょっとかっこいい」と思う感覚って、デスメタルさんとかゴスロリさんとかを待つまでもなく、昔(といっても50年くらい前ですけど)っからあったんだなぁ、と、面白く思った次第です。


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