2008年7月13日 (日)

バタフライウィング・コンパクト

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 今まで何度かバタフライウィング butterfly-wingホイール foil コンパクトのお話をしていますが、今回はやっとそのバタフライウィング・コンパクトの現物を。
 (装飾に使われたモルフォ蝶の羽についての詳細は、上記のリンクから以前の記事をご参照くださいね)

 イギリス製、メーカー名は不明の船の表装のコンパクトです。1930年代前半のもの。鏡は金属板を磨いたポリッシュメタルミラーで、粉入れの部分は網状ではなく以前ご紹介した、「Tap-Flap タップフラップ」式になっています。直径は2インチ(約5センチ)です。Hi3b0246オリジナルのパフが付いていて、パフが汚れていないので未使用なのではないかと思うのですが、これだけ古いと古物感があるのは否めませんね。

 表装の船の名前は「R.M.S.SCYTHIA スキタイ号」。1921年に就航した、キュナードのイギリスーアメリカ間北大西洋定期航路船です。この船は50年代まで現役で活躍していたようです。
 調べてみたところ、この「船」のコンパクトは何個かシリーズで出ているようで、他にネット上で「T.S.S.VOLTAIRE ヴォルテール号」の表装のものを発見しました。

 …とはいえ、よく考えてみると女性のお化粧用のコンパクトに船のシリーズ、というのもちょっと不思議な取り合わせじゃないですか?どっちかというと、船とかそういう乗り物系の装飾は、男性(男の子)が好みそう。まあ、20~30年代当時、豪華客船で大西洋横断、といったらお金持ちでハイカラ(死語)な階層の人たちのあこがれだったのかもしれませんけどね。

Hi3b0247 思うに、この船のシリーズのコンパクトって、単に、バタフライウィングの青いメタルカラーを活かすためのものなのではないでしょうか!などとダイタンな仮説を唱えてみる。
 青を何のためらいもなく広範囲に張れる図柄といえば、空!水!海!というわけで、船シリーズになったのではないかと密かに勝手に想像しています。他に、バタフライウィングを活かす図柄としては、泉で洗濯する乙女とか、青空の元で青いドレスを着た女性とか、そういう空!水!なものが多いです、やはり。

 刻印は、裏側に「BRITISH MADE」、内側のタップフラップの上に、「WORLD WIDE PATENTS」「PAT.247962」とあります。調べてみると、このパテント番号は1926年のものらしいのですが、これはおそらく、コンパクト自体の意匠登録ではなく、タップフラップの仕組みの方の登録番号ではないかと思います。

Hi3b0245 話はちょっとそれますが、今回の記事のように、詳細に説明しようとすると以前の記事と内容がダブる場合、私としては何度も同じことを書くよりも、その以前の記事へのリンクを張って「こっちを見てね」とする方がいいんじゃないかと思っているのですが、検索からこのサイトに飛んで来た初訪問の方に対しては、それだと不親切でしょうか?やっぱり何度でも同じ説明を、その記事内でした方がいいですか?

 2年以上もブログやっていると、同じテーマの話が何度も出て来るのはちょくちょくあることなので、どうしたら読みやすいか、ちょっと悩んでいます。

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2008年6月29日 (日)

凶悪コラボ Wedgwood と Stratton

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 以前、ウェッジウッドのワイルドストロベリー柄の食器を集めかけて、危うく踏みとどまったという話をどこかでしたと思うのですが、本日のトップ写真はその踏みとどまった段階勢ぞろいで。
 トリオ(カップ&ソーサーとケーキ皿のセットを、「トリオ」といいます)と、中皿1枚とナプキンと、灰皿と小さなトレーです。ねえ、実際これだけあれば十分じゃないですか、一人暮らしでそんな食器ばっかりあっても!(…と自分に言い聞かせて踏みとどまったのですが、それを言ったら「顔がひとつしかないのにコンパクト200個も持っててどうすんだよ」という突っ込みも成り立ちます。あーあーあー、聞こえない聞こえない)

 まあ、これでワイス柄は打ち止め、と思ってましたらば、神様はとんでもない試練を私にお与えになったのでございます。

Hi3b0237 写真中央下に何気な~~~く鎮座しているのはコンパクト。そうです、Wedgwood ウェッジウッドと Stratton ストラットンのコラボで、ワイルドストロベリー柄のThe Queen型のコンパクトです。ご、極悪すぎる…
 あまりの反則的可愛らしさに、最初見た時は震えが来ましたとも。

 あ、ついでなので書いておくのですが、私がストラットンの解説などでよく「The Queen」とか「The Princess」とか「The Petit」とかご紹介しているのは、「形」のタイプであって、「大きさ」のタイプではありません。
 なんか直径8.5センチの「大きさ」をクイーンタイプ、7.5センチの「大きさ」をプリンセスタイプと間違っている方がいらっしゃったので、念のため。

 「形」の名称ですので、たとえば、円型の「The Princess」なんてありえませんよ。「The Queen」「The Princess」は、10弁の花の形をしたコンパクトです。「形」の、名称なんです。私のご紹介の仕方が判りづらかったのかしら、と悩んでしまいました(ストラットンのヴィンテージコンパクトの、「形」のタイプ違いと名称を日本語で紹介したのは、たぶん私が初めてなので…)。

Hi3b0239_2 コンパクトを愛する者として、できれば正しい知識が広がって欲しいし…この件に限らず、ショップさんが年代などを間違っているのは割合しょっちゅうあるので、そんなサイトを見かけるたびに、ど、どうしよう…と関係ないのにおろおろしてしまいます。「ここ違ってますよ」なんて言うのもなんか余計なお世話のような気もするじゃないですか。

 実は一度、ショップさんがコンパクトのメーカー名を間違っていたのを、メールで遠まわしになるべく穏便に、「素敵なコンパクトですねー。ところで、これはこうなんじゃないですかー?」みたいな感じで問い合わせたことがあるんです。結果、思いっきり無視されました…(泣)。クレーム、何癖だと思われたのかなぁ。そんなつもりじゃなくて、ただ正しく伝えて欲しかっただけなんだけど。
 それが軽くショックだったので、それ以来、個別にそういう指摘はしないことにしました。だからできれば、自発的に間違いに気が付いていただけるとありがたいです…という願いを込めて、今日もこつこつとブログを更新する私であった(笑)。

 閑話休題。

Hi3b0241 このワイルドストロベリー柄の「The Queen」は、おそらく80年代以降のもの。「The Queen」は、すべてお粉と固形白粉のコンパーチブルタイプになっていて、シフターと、固形ケースを押さえる金属枠、プラスチック枠が付いています。説明書や箱も付いた未使用の完品です。
 今まで何度も何度も書いていることですが、

 Stratton恐るべし。

 まさかまさか、ワイスだけじゃなくて、ハザウェイローズとか、他の柄のコラボもあるんじゃないでしょうね?ま、まさかね?ええーん、想像するだけで可愛い~~凶悪すぎる~~~。

Hi3b0243 ただし!念のため言っておきます。ウェッジウッドとストラットンのコラボは、ジャスパーのタイプもそうですが、表装が陶器なので当然他のストラットンよりもさらに重いです!非日常的に重いです!鞄に入れて持ち歩くと、その重さを実感しますよ。普段使い用に1個欲しい、という方はご注意くださいね。…ま、可愛いからいっかぁ!

 追記:トップ写真は本日の私のおやつでしたが、ケーキ皿に乗っているのはスコーンやケーキではなく、ずんだだんごです。可愛いワイスの上に、ずんだ。す、すいません、宮城県出身なんです…郷土を愛してます。いやほら、色合いは似合ってるでしょ?白に薄緑で!(←そういう問題ではない)

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2008年6月22日 (日)

6月21日 やまとプロムナード古民具骨董市

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Hi3b0219 久しぶりの「やまとプロムナード古民具骨董市」です。
 この骨董市は毎月第三土曜日なのですが、私の休みは日曜だけなので、なかなか来ることが出来ないんですよね。一番好きな骨董市なのになぁ。前にも書きましたが、「ゴミの中に宝」率が一番高いような気がします。

 そういえばここのところ更新の間が空いていて申し訳ございません。体調によっては休みの日は寝込んでいることも多くて、お恥ずかしいです。あまり弱音は吐きたくないのですが、膠原病は調子の波があるので調子の悪い時は、やっぱりちょっとヘコみます。久しぶりの「やまと」でのんびり見てまわって、リフレッシュするのを楽しみにしていました。

Hi3b0225_2Hi3b0226 ところが昨日は朝に雨が降りまして、やまとは露天の骨董市なのでテントを自前で持っていないお店は雨だと来てくれないのですよぉ。案の定、いつもの3分の1程度のお店しか出てなかったです。ちょっと残念。でもまあ、逆に言えば全部のお店をゆっくりじっくりと見てまわることが出来たので、良かったと言えば良かったかな、ということにしておこう。ポジティブシンキング。

 実際、出店数のわりには、なかなかいいものを見つけたんですよ~。

Hi3b0228Hi3b0229 まずひとつは「MONDAINE モンディーン」のヴァニティコンパクト。アメリカ製です。盾の形をしていて、表装は革張りです。表と裏とで違う模様になっているのも凝ってますね。おそらく50年代のものかと思われます。

 開けると頬紅とお粉入れになっています。パフもオリジナルのものが残っています。丁寧な造りですね。コンパクトの折り目、背中の部分にもきちんと箔押しがされていて、メーカーマークが入っています。
 関係ないけどこの「MONDAINE」を買ってすぐ、メーカーマークを「問題ネ」と読んでしまってひとりで笑ってしまいましHi3b0222た。

 現代のスイスの時計メーカー「MONDAINE」と関係あるのかどうかは不明です。でもパウダーコンパクト全盛期にはいろんなメーカーがコンパクトを作っているのであるいは、とも思うのですが、コンパクトにきっちり「MADE IN U.S.A.」とあるので、アメリカ製なのは間違いないです。

 もうひとつのコンパクトHi3b0223は、製造国も年代もまったく判らないシルバートーンのもの。
 大きさは2インチ(約5センチ)で、シフターはプラスチック。裏側は表側とは違う模様になっていて、「pople compact PATENT APPD」「H.K.S.」と刻印されています。
 …「pople compact」って?「H.K.S.」がメーカーマークっぽいですけど。これまた、「HKS」という車のエンジンパーツの会社はあるようなんですが、関係は不明です。雰囲気として日本かアメリカ製のような気がするのですが、「気がする」だけです(笑)。

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 さて、本日の最大の目玉、というか、びっくりしたシロモノは、イギリス製のプチポワン台座の卓上ランプです。ちゃんと点きます!家で確認しました。高さ16センチほどの小振りのもの。同じようなピントレイや灰皿を持っているので、そろって並べたらきっと素敵。
 こういう形のろうそく立てもよく骨董市で見かけますが、ランプは初めて見ました。ろうそく立て→ランプ、というのは考えてみれば自然な流れですが。

Hi3b0220 電球は、「海外球 B22 25W」というもので、現在でも購入可能です。海外球というのは、取り付ける部分がねじ式ではなく、ピン式ともいわれるもの。ヴィンテージもののランプや、外国製のシャンデリアなどによく使われているようです。

 たぶん、ランプシェードが割れるか何かして紛失していますが、何か合うものを探して付ければとても雰囲気のある素敵な掘り出し物ですよね。なんて可愛いんだ~~。こんな掘り出し物が、それこそがらくたの山の中に埋もれているから「やまと骨董市」は侮れないんですよー。大好きだー。
 最後の写真は、雨に濡れて花が重みで垂れきってしまった「タレ紫陽花」。なんだか可愛かったので、思わず撮ってしまいました。

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2008年6月 8日 (日)

5月31日 アンティークフェア IN 新宿

Hi3b0208 1週間更新が遅れてしまいましたが、先週アンティークフェア IN 新宿に行って来ました~。久しぶりのイベントでウキウキだったんですが、なんと当日東京は3月並の寒さ!あまりの寒さに同行の友人たちと、速効で飲み屋に退散!(笑)何しに行ったんでしょう、この人たち…

 屋内とはいえほとんど吹きさらしの場所なので、お店の方々もみなさん寒そうでした。でもいつもよりも出店数も、お客さんの数も多かったように思います。写真、横断幕がひっくり返ってますが。

 短い滞空時間の中で、今回は2点ほど面白いものを購入いたしました。

Hi3b0209

 青い、小さなアールデコ風の表装は、2インチ(5センチ)角のコンパクト。固形の粉とリップケース、そしてポリッシュメタルミラー(磨いた金属板の鏡)をあけると、おそらくそこは頬紅入れと頬紅用パフ入れ。
Hi3b0215 このサイズでこういう内容だと、たぶん20~30年代のものではなかと思うのですが、固形パウダーとチークが「詰め替え用」有りらしいので、もしかしたらもっと新しいかもしれません。メーカーはブルジョワ BOURJOIS でフランス製です。

 面白かったのは、買ったお店の方が英語圏の男性で、それがコンパクトであることを知らずに売っていた(笑)。お値段を聞いたら3000円でいいよ、と。
 えっ、いいの、3000円で。他のお店だったらたぶんもっと高いですよ~。と思いながらも気が変わらない内にさっさと購入。売り子さんのお手伝いをしていた日本人の女性がHi3b0214、「あら!いいもの見つけちゃいましたね~」と笑ってました。なんとなく申し訳なくて「もしかしたら30年代のものですよ」とは言わないで来ました…

 一般的に、外国産コンパクトは外国人の方が店主をやっているお店の方が、安いです。「ありふれたもの」っていう感覚なんじゃないかと思います。もちろん、モノにもよりますけど。
 先々週ご紹介した「Trio-ette」なんかは、本国で人気があるのでたぶんアメリカでも相場は高いです。もっとも、日本では見かけること自体がまれですけどね。ちなみに今回の会場内でも「Trio-ette」のアイボリー色を見かけましたが、アイボリーはすでに持っているのと、それになんとなく怖くてお値段は確認出来ませんでした…

 さて、もう一個の購入品は…とっても珍しい、といHi3b0211うか、少なくとも私は初めて見たもの。ストラットン Stratton の、携帯用のヘアブラシです。

 といっても一見してヘアブラシには見えません。
 薄い金属のケースのふたを開くと、プラスチック製のブラシの部分が横に寝ています。使う時は、このブラシを立てて使います。でも毛の流れと髪をとかす方向に気をつけないと、ブラシがすぐまた寝ちゃいます。

Hi3b0212 ううーむ。便利なんだか便利でないんだか、ちょっと微妙なこの雰囲気が面白いので、さっそく化粧ポーチに入れて愛用しようかと思っています(笑)。

 ブラシはとても柔らかくて、最初は洋服用のブラシかと思いました。髪質が太い硬い人には向かないかもです。年代はよく判りません。状態がとても綺麗なので(ブラシに欠けもないし)未使用品のように思われます。下の写真の手のひら側のヘリに、「MADE IN Stratton ENGLAND 」の刻印があります。
 ほんと、ストラットンって面白いなぁ。

Hi3b0207 全体的な感想としては、ファイアーキング人気にかげりが見えました。お店もぐんと減ってましたし。今までアンティークフェアは洋骨董中心だったのですが、今回は和骨董も増えたように思います。いろいろなものが一度に見られるのは、ファンとしては楽しいですけどね。

       ☆           ☆

 ところで、今まで「こんなことは書くまでもなく当たり前のことだろう」と思っていたので書いたことがなかったのですが、このサイトに於ける著作権は放棄しておりませんので、リンクは自由に張ってくださって構いませんが、書かれている記事の一部または全部の無断転載はご遠慮くださいますようお願いいたします(記事を引用なさる場合は、法的な「引用」の解釈に則って引用元を明記なさってくださいね)。

 資料的な役割も含めてアップしていますので資料(参考)にしていただくのは嬉しいですし、そんなにガチガチなことは言いたくないですし、できれば「なあなあ」でゆるく穏やかにのんびりとやって行きたいですので、法的、常識的な範囲は個々の判断でなるべく逸脱しないでくださいますよう、なにとぞなにとぞ、よろしくお願い申し上げます。ぺこり。

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2008年5月25日 (日)

ベルミュージアム

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 昨年2007年11月10~11日に、ヴィンテージコンパクトの展示会「華麗なるヴィンテージ・コンパクトの世界」を開催した時に、来場くださったみなさまの間で、日本製のコンパクトの中ではおそらく一番人気だった(といか、たぶん一番人目を惹いた)のが、写真のスーツケース型コンパクトです。

Hi3b0200 と言っても実はこのコンパクトは古いものではなく、1993年にカネボウから出された、30年代アメリカ製のヴィンテージコンパクトの「復刻版」です。しかもパウダー用ではなく固形用なので(90年代ですからねぇ)、今までブログではご紹介しなかったのですが、先日ちょっと面白い記事を見つけて、「そういえば」と思って引っ張り出して来ました。

Hi3b0201 面白い記事、というのはこれです。

 北京にて「世界のアンティークコンパクトコレクション展」を開催
 (リンク先はPDFファイルが開きます)

 くしくも同じ2007年11月に、カネボウが中国・北京で「アンティークコンパクト展」を開催していたのですね。お恥ずHi3b0202かしいですが、全然知りませんでした。ぜひ日本でもやっていただきたいですね、軽~く日本全国縦断で。

 で、この記事を読んでいて思い出したのが、ベルミュージアムです。

 記事内にある「カネボウ美容研究所」で所蔵しているヴィンテージコンパクトを、常設で展示していたカネボウ化粧品の美術館があったんですよ。
 その、「ベルミュージアム」の開館記念の記念品が、この復刻版スーツケース型コンパクトなのです。限定生産の非売品です。

Hi3b0203 確か、ネット上でもベルミュージアム所蔵のコンパクトが見られるサイトが2年くらい前まではあったはずなのですが(つまり、このブログ開始当時はあった)、ふと気がつけばサイトがなくなっていました。

 ご存じのとおり、カネボウ化粧品は2006年1月に花王株式会社の100%完全子会社になりました。再編の段階で、美術館は閉館したのだと思うのですが、はっきりしたことは調べられませんでした。
 ただ、上記の北京で開催された「コンパクト展」が「当社・美容研究所所蔵の」とあって「ベルミュージアム所蔵の」となっていないところをみると、やはり閉館したのでしょうね。

 美容研究所の所在地はカネボウ化粧品本社内、とあるので、所蔵のヴィンテージコンパクトも本社に保管されている、ということでしょうか。なんとか再び日の目を見て欲しいものです。

Hi3b0204 ちなみに、この復刻版コンパクトは、アメリカ出版のヴィンテージコンパクトのコレクション本にも「90年代のコンパクト」のページに、エスティのピンクリボンやゲランのメテオリットと並んで載っていました。そりゃ、素敵なデザインですものねぇ。

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2008年5月18日 (日)

続・Trio-ette

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 さて、この可愛い Trio-ette のヤツめです。1940年代中頃の品。
 商品についての説明は、以前書いた記事をご参照いただくとして、今回はその可愛いらしさをじっくりとご堪能ください。

 コンパクト部分は両面開きで、片方は粉入れ、もう片方は頬紅が入っています。表面のバラの柄の方がお粉入れ。頬紅側のふたは、外側も内側も両面が鏡になっています。柄の部分は口紅が入っています。

 バラ柄の方を開けたところ。
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 ひっくり返したところ。
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 鏡側を開いたところ。
Hi3b0193

 外箱。
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 面白いのは、口紅の色が、その女性の髪の色に合わせて5種類あるらしいところ。

 BLOND → VIVID RED LIPS
 RED HEAD → FLAG RED LIPS
 BROWNETTE → MEDIUM RED LIPS
 BRUNETTE → DUSKY RED LIPS
 GLAMOUR → FUCHSIA RED LIPS

 うちの三色のTrio-etteのうち、アイボリー色には「BRUNETTE HAIR」、ピンクの方には「BLOND HAIR」のタグが付いていました。でもブロンドやブルネットは判るとして、グラマーヘアー、って何色?(笑)

 西洋だと、髪の色眼の色で似合う色をある程度判断するのが面白いですね。以前、お母さんが娘にそういう「お約束カラー」を教える、とどこかで聞いたような気がします。そういえば、「赤毛のアン」でアンが RED HEAD だからピンクが着られないと悩んでましたよね。

 よく「黒髪は重く見える」と言う人がありますけど、私は黒い髪ってわりとなんでも着られるからいい色だと思うんですが。少なくともアンみたいに「ピンクが永久に着られない」と嘆くことはない。重く見えるかどうかは髪の色とは別の問題のように思います。

 あ、話がそれちゃいました。
 前にも書いたように、このアメリカ Plate 社の Trio-ette は色違いが全部で9色あります。写真の3色の他、水色(ターコイズ)と赤を見たことがあるんですが、あと4色はなんだ?考えるのも恐ろしい事態でございます。

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2008年5月11日 (日)

Trio-ette

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 すいません、これから出かけてしまうので、とりあえず懲りずにまた写真だけ置いておきます。後ほど追加更新しますので、まずは「Trio-ette」三色をお楽しみください。

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2008年4月29日 (火)

Stratton ハンドバッグ・アクセサリーズ

Hi3b0182 長らくお待たせしました。…あ、別に待ってません?すいません。
 やっと新しいPCが届きました。まだ前のPCのデータを移行しきれていないのですが、なんとか更新できる体制が整って来ました。

 先週、「上書き更新する」と書きましたが、間が空いてしまったので、改めて新規に更新したいと思います。メールなどくださったみなさま、ありがとうございました。

 さて。

 そうなんですよ、ストラットン・ハンドバッグアクセサリーズですよ!
 もう、どうなんでしょ、これ。反則ですよ反則!素敵すぎる!

Hi3b0188 全シリーズは、「コンパクト、両面ミラー、ミニケース(ピルケース)、クシ、リップビュー(リップミラー)、ノートケース(札入れ)、アトマイザー、ライター」の8種類のようです。
 今回、そろっているのは上記の前半の5種。箱付きの未使用品です。

●パウダーコンパクト---The Queenタイプの固形もお粉も入れられるコンパチブルのもの。

●コンパクトミラー---両面ミラーで片方は拡大鏡です。

Hi3b0184●ミニケース---日本でピルケースと呼ばれているもの。薬をつかむための小型のピンセットが付いています。説明書きにはちゃんと「お子様の手の届かないところに、云々」が書かれているのが可笑しいです。

●クシ---以前にもご紹介した、ジャックナイフ式のクシとケース。クシはプラスチックです。

●リップビュー---何度もご紹介しているリップミラー。口紅のケースに差し込んで使います。細見のリップやグロスには使えないので、あまり日本で使っている人は見かけませんね。

 中でもパウダーコンパクトははやり圧倒的な存在感ですねー。

Hi3b0187 このシリーズを、バッグの中に全部持っているのはさすがにちょっとくどい気もするので(それに、重いです!)、コンパクト(お化粧しない方はミラーで)と、クシ、それにピルケースの3種類くらいをさりげなくお揃いにしておくのが、一番おしゃれかもしれないですね。
 アトマイザーもぜひお揃いで欲しいところです。まあ、ご縁があればそのうち出会うこともございましょう。

 先々週にお話した「ノートケース」も気になるのですが、まだ「これだ!」という決め手Hi3b0183に欠けます。「札入れ」というからには、札おさえのある方がノートケースなのかなぁ。ライターもあることだしね。すると謎のケースが謎のままに…ああ、果てしない。

 それにしても、どうしてこんなに素敵なメーカーが、なくなってしまったのでしょう(いえ、あるにはありますが)。ストラットンは「金属加工業」なので、軽いプラスチックの携帯小物が全盛になってしまったのが、一番のネックだったのか もしれませんが、Hi3b0185惜しいですよね。

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2008年4月21日 (月)

Stratton Handbag Accessories

Hi3b0182

 すいません、またPCの調子が悪くて5分置きくらいに落ちてしまいます。調子の良い時に改めて上書き更新しますので、まずは写真だけでもお楽しみください。

 遅くても来月には新しいPCが届く予定ですので、その後はさくさくと更新できるかと思います~。

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2008年4月14日 (月)

謎のケース・続報

Hi3b0175

 先日ご紹介したStratton ストラットンの謎のケースについてですが。正体を調べている途中経過をちょっとご報告。

Hi3b0180 ストラットンにはおそろいシリーズがいろいろとある、とは何度も書いていることですが、70~80年代くらいに、「Stratton matching handbag accessories」という一連のシリーズがありました。

 箱書きには、

 Handbag Accessories include Powder Compacts, Lipviews, Mini Boxes, Mirrors, Combs, Notecases, Atomizers, and Lighters.

 とあります。この中であの謎のケースっぽいのは「Notecases」ですが、Notecaseというのはイギリス英語で「札入れ」のこと(アメリカ英語だと「billfold」)。

Hi3b0176 …ちょっと「札入れ」っていう雰囲気じゃないですよねぇ。

 「Lighter」があるのに、「Cigarette case」がないのも気になります。

 ふと思ったのですが、私がずぅぅぅっと「シガレットケース」とご紹介していた煙草押さえのある方の薄いケース(写真上ね)、これが「Notecase」なのでしょうか。まあ、言われてみれば札入れに出来ないこともないですが。でもどう見ても煙草入れですよねぇ。

Hi3b0177 ちなみにこのケースの煙草押さえは、T字のクロス部分が回転するようになっていて、まっすぐ縦方向にもなります。この方が「札入れ」ぽい?

 そういえば、ピルケース(「Mini Boxes」)に煙草置きが付いた形の携帯用灰皿も、シリーズの中にありません。

 結局、謎のケースな謎のまま、というか、むしろ謎が深まった気がするのですが、ぼちぼちと調べて行くしかありませんね。この、調べる過程も楽しいものです。

Hi3b0178 来週は、上記の「ハンドバッグアクセサリー」シリーズについて、もう少し書いてみたいと思います。

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2008年4月 7日 (月)

4月5日 スーパージャンクショー

Hi3b0160
Hi3b0161
 更新が微妙に遅れて申し訳ありません。PCがいよいよダメらしく、今新しいPCを購入予約しているのですが、まだいつ届くかわかりません。古いノートをなんとかだましだまし使っていますが、30分置きくらいに落ちちゃうんです。あまりにもぶちぶち切れてしまうので、昨日は更新あきらめちゃいました。

 さて、土曜日は50~70年代に特化した雑貨市である「スーパージャンクショー」、二度目の東京流通センターに行って参りました。

Hi3b0166 モノレールを降りると正面にとても綺麗な花壇があって、春の花が咲き乱れていたので思わず撮影。そして流通センターの入り口には「ウコン」という品種の薄緑色の桜が咲いていてびっくり。
 緑の桜に驚いたあまり、そちらは写真を撮り忘れてしまいました。撮れば良かったなぁ。

 今回はジャンクショーにドミノピザが出店していて、ちょうどお昼頃着いた友人と私たち3名は即効でピザ屋に直進。ああ、食いしん坊万歳。
 でも流通センターの周囲は倉庫街で街中のように食べ物屋さんがないので、軽食の出店は嬉しいですね。今後も続けて欲しいです。

 他のいわゆる骨董市と違って、ジャンクショーはレトHi3b0169ロ雑貨が好きな若い人向けのイベントです。私はコンパクトなどの化粧雑貨のコレクターですが、特にそういう目的がなくても、ただ見ているだけ、まわっているだけでも楽しいです(いればいる だけ、なんか買ってしまう恐ろしい場所でもあります…)。

 元々コンパクトはあまり出ないイベントなので(ないことはないのですが、値段と価値があまり見合ってなかったので)、今回私が購入したのはエスティローダーの練り香水入れ(またやっちゃった!)、コティの紙製の粉ケースの色違いHi3b0167のもの、それに古着のワンピース2着です。

 エスティの練り香水入れは以前にもご紹介しましたが、今回購入したのはインディゴブルーのカメオ風のパッケージ。よく考えてみると、これはカメオではなくジャスパーですよね。中身はまだ残っていて、いい匂いです。

 コティのお粉ケースは、よく見かけるオレンジ色(柿色)の地色ではなく、紅色の地。か、か、か、可愛い!
 画面だと濃いオレンジに見えるかもしれませんが、これは金の粉が地色の上に散っているためで、実際の地色は紅色です。
 ちょっと見にくいですが、Hi3b0170_2右が通常の柿色のお粉箱、左が今回の箱。

 コティのお粉のパッケージには、この他に確か緑地のものもあったはず。ご縁があれば、そのうちめぐり合えることでございましょう。

 古着のワンピースは、1着なんと500円でした(笑)。箱の中に山積みだったのを掘り返して、2枚購入しました。古着だけどとても綺麗な状態で、春から夏にかけて普段着に重宝してくれそうです。さっそくごんごんと洗濯して、天日乾し。
Hi3b0163 …し、しまった、とうとう古着にまで手を出してしまった…これだからジャンクショーは怖いのです。でも4品購入して、総額は4000円でございました。ああ、ありがとうありがとう。

 お天気もよく、桜も満開で、とても楽しいうららかな春の一日でした。

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2008年3月30日 (日)

ストラットンの櫛ケース

Hi3b0157

 このブログで何度も何度も「おそろいモノは勘弁してぇぇぇ」と叫んでいますが、そうは言っても目にすれば欲しくなるのは人情でございます。

Hi3b0152_2 今回は、悪魔の会社 Stratton ストラットンのコンパクトとおそろいの櫛。
 まあ、なんて優雅なんでしょう。こういうシンプルな色合いの櫛ケースなら、男性が使っていても違和感ないですね。でも若い男性よりも、むしろちょっとお年を召した方がさりげなく使われていたら、きっと素敵だろうなぁ。

 コンパクトの方は、「The Rondette」と呼ばれる形で、直径は約7センチ。同じ円形の「The Regal」が、直径約7.5センチなので、一回り小ぶりな感じがします。内ブタはセルフオープニングですが、「Compact-In-Hand」のマークがないので、70年代くらいのものだと思われます。

Hi3b0154 写真の左側が「The Regal」、右側が今回の「The Rondette」です。大きさの違いが判るでしょうか。

 未使用品なのですが、残念なことに表面のエナメルが一部剥脱しています。中央下部の横向きの蝶々の身体の部分が白く抜け落ちているのが見えるでしょうか。地色が白なのであまり目立ちませんが、惜しいですね。

Hi3b0156 グラスエナメル(表面にガラス質を塗って保護するエナメル。日本語で言うとホウロウですね)が剥げ落ちるのって、こういう状態になるのですね。ちょうどマニキュアの一部が剥げるような感じ、というと、女性の方には判りやすいのではないでしょうか。

 櫛の方は、コンパクトと同じ柄ケースからプラスチック製の櫛が出て来るというもの。これも未使用品のようです。プラスチックの櫛部分に「MADE IN Stratton Hi3b0155ENGLAND」と金色でプリントされています。

 裏側もまた素敵で、金属地に放射状の並目模様が刻まれています。規則的に切れ込みの入った縁取りも素敵。さすがStratton、細部までぬかりなし。

 コンパクト、櫛、ピルケーHi3b0158ス、シガレットケース、携帯灰皿を一式、Strattonの同じ柄でそろえて使ってみたい、というのが私の密かな野望です。ああ、そういえばライターもあったような気がする…謎のケースはまだ謎のままだし…道は果てしないですね。

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2008年3月29日 (土)