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2006年4月30日 (日)

無制限神経衰弱

Title01  以前、自分の整理のためにコレクションしているコンパクトの数を書き出したことがありましたが、それ以降もずるずるとどんどんと増えて、もはや自分で把握しきれない状態になって来ました。

 それだけでも十分困るのですが、さらに、「コレクション」というものには大きな落とし穴がある、と最近気がついたのです。おそらく、何かを集めている方ならこれから書くことを、うんうんとうなずいて聞いてくれると思うのですが。

 つまり、何かを集めていると、嫌でも「派生する」という点。
 はい、トップの画像をまじまじとご覧ください。

 私は、20~70年代くらいのヴィンテージコンパクトを集めているわけです。ところが、趣味を深めて行く過程で、「ああ、このCotyの舞い踊るちょうちん柄(仮称)、可愛いよなぁ」と思ってしまうわけです。そうすると、このちょうちん柄の何か別のノベルティ物なんかを見つけてしまうと…欲しくなるわけです。Carat02_1
 繰り返します。私はヴィンテージコンパクトを集めているのであって、トリオのカップ&ソーサーは集めてません。…あれぇ?

 ヴィンテージのコンパクトを販売していたメーカーというのは、なにも「コンパクト専用メーカー」ではない、という恐ろしい事実に、コレクションを始めたばかりの頃の私は気が付いていませんでした。当時、コンパクトを販売していたメーカーというのは、ようするに、「日常に使う金属小物全般」を扱う業者なんです。

 たとえば英国のストラットン社は、元々バーミンガムの金属加工業者。従いまして、シガレットケース、鍵、ベルトの金具、カフスボタンなど、扱う金属小物は雑多に渡ります。
 また、これはまたいずれ記事を改めて書く予定なのですが、同じく携帯用日用雑貨ということで、煙草用の携帯ライターのメーカー(ダンヒル、エヴァンス、ロウェンタ、などなど)が、コンパクトの全盛期にコンパクトを販売しているケースも多いのです。

F  もうお解りですね、つまり、何かをコレクションしていると、なぜか「集めていないものまで集めてしまう」という恐怖が!そう、まるで終わりのない神経衰弱(トランプの絵合わせゲーム)のように!

 左はフランスの陶磁器リモージュの定番柄、18世紀の画家オノレ・フラゴナールの「恋人たちの語らい」のシリーズ。左上、灰皿、下、小さな飾り皿、右、コンパクト。このフラゴナールのシリーズは、これだけのコレクターもいるんだろうな、と思うくらいアイテムが多すぎて、さすがにもう「コンパクト以外は買わない!」と心に誓いました。
Carat01
 同じく、リモージュの定番柄で、ルイ14世とポンパドゥール夫人の、いわゆる「プロポーズ柄」のトートバッグ、花瓶、飾り皿、そしてコンパクト。ホントもう、かんべんしてください。

 余談ですが、「リモージュ」というのはメーカーの名前ではありません。わかりやすく言うと日本の「伊万里」とか「備前」とか「有田」とかと同じで、その「地方」の名前が焼物の名前になっています。従って、リモージュ地方にもたくさんの窯元があります。そして、お土産用の安価な小物類がたくさん売ってます。…ええ、コンパクトもね…

St01  次。
 最近、私と友人の間では「悪魔の会社」と呼ばれ始めているストラットンの、前に紹介した青い薔薇の柄。ほら、やっぱりね。あったんですよ、同じ柄のシガレットケースが。

 このメーカーのあんまりなところは、製品に付いているメーカーのしおりみたいな印刷物に、ちゃんと自ら「同じ柄の小型ミラー、リップミラー、ピルケースなどもありますぜ、どうですか、奥さん」と宣言しているところ。海外のオークションでコンパクトと同じ柄が持ち手のところについた櫛まで見つけてしまいました。鬼ー!悪魔ー!
Ww
 悪魔の会社ストラットンは、それだけでは飽き足らず、異業種との異種格闘戦までやらかしてくれました。
 右は、イギリスの有名な焼物メーカーのウェッジウッド社とのコラボレート。ギリシャ神話を題材としたシリーズのジャスパー焼きの、お皿と同じ柄のコンパクト。これも「シリーズ」というくらいだから果てしなくたくさんの柄があります。更にストラットンなので、同じ柄のリップミラーもあります。カフスボタンもあります。ウェッジウッドはウェッジウッドで、イヤリングとかペンダントとかのアクセサリーも、同じジャスパーで作っていたります。もう、どうしろってゆーんだ、私に!(怒っている)

Hanatubaki02  そして困ったことに、ここにあげたものなど「神経衰弱ゲーム」のほんの氷山の一角なのです。上に書いたライターメーカーはライターメーカーで、おそろいのライターとコンパクトとか作ってるし、それとは別にCotyのような化粧品メーカーは化粧品メーカーで、そのメーカーの定番柄でおそろいシリーズを作ってるとこが多いし。
 ということで判りやすく資生堂の「花椿」模様のコンパクトと手鏡。資生堂も、結構、鬼。

 ああ、美しい時代だったのねぇ…と遠い目をして現実逃避するワタクシなのであった…ホント「コンパクトだけ、コンパクトだけ」と、何度自分に言い聞かせたか判らない。でもね、見つけちゃうとね、ついね、並べてみたくなるのよね…ため息。

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コメント

よくわかる。
はじめは二種類ぐらいだったのに
あれと、あれと、あっあの人形もタイプ。って具合に増殖。
コレクションってきりがないよね…

投稿: 明(ミン) | 2006年5月 7日 (日) 10時37分

ホント、どこかで自分を律しないと、破綻しますからねー。
収入とのバランスも考え、ご利用は計画的に。

投稿: 柏林堂 | 2006年5月 7日 (日) 14時45分

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