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2009年1月18日 (日)

ウェッジウッドに想う

Hi3b0339

 年明け早々、突然発表されたウェッジウッドの経営破綻。驚きましたよね。どうやらアメリカの投資ファンドが買収するようです。

http://mainichi.jp/select/biz/news/20090110ddm008020081000c.html

 また、日本法人である「ウォーターフォード・ウェッジウッド・ジャパン株式会社」は、今回の事業再構築の手続きに、海外の営業は含まれていないとして、これまで通りの営業をする、としています。

http://www.wedgwood.jp/news/200901/0107_000000.html

 日本は、ウェッジウッドの収益の約1割を担っているそうです。

 個人的には、骨董市などでUSEDの商品を愛好しているので直接どうこう、ということはないのですが、それでも1759年創業の老舗、英国王室御用達の「女王の陶器」と呼ばれた一流メーカーも、「中国製品との価格競争」(ニュースより)に負けてしまうというのがなんとなくショックです。

Hi3b0340 世界不況なのは判るのですが、文化や歴史といったお金で換算できない価値が、お金に負けてしまうのはなんだか哀しい話です。

 不況でなりふり構っていられない、からといって、本当になりふり構わなくなってしまったら人としての矜持はどこへ行ってしまうのでしょうか。仕事をしていても、人の心になんだか余裕がなくなって来ているのを肌で感じます。

 仕事があるだけまし!そう言う人ももちろんいらっしゃることでしょう。何を甘いことを言っているのかと、怒られるかもしれません。

 でも昔の日本人には、たとえ貧しい長屋住まいでも、風月花を愛でる感性があったはず。そういう民族であったはず。
 勤勉さと、風流さを併せ持っていた日本の心を、このぎすぎすした現代人の生活に取り戻すには、どうしたらいいのでしょうね。

 とりあえず、このブログで美しいものをひたすらアップし続けるのもひとつのテかな、なんて、呑気半分諦め半分で考えているんですよ。

 美しいものは心を潤すから。すごくすごぉぉぉく、小さな滴の一滴ですけどね。誰かの心にその一滴が、届くといいかなぁ。なんて。…あー、やっぱり甘いですか、甘いですよね。


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コメント

初めまして。いつも楽しみに読ませて頂いています。
ウェッジウッド社の破綻には私も驚きました。
破綻の原因は安価な食器の流通もありますが、
どうやら、コスト削減のためにかなりの部分を中国生産にしており、ウェッジウッド自体の質が落ちていたことも原因のようです。
コスト重視で何より大事な品質を落としてしまうとは、このような老舗会社自体の経営方針としてはとるべきではなかったと思います。
良質なものを少数つくる、という方針では、右肩上がりの成長を求める今の世の中では受け入れられにくいのでしょうね。
スポードも去年破産してしまいましたし、厳しい時代になってきたなあと感じます。

投稿: | 2009年1月20日 (火) 07時16分

こんにちは。コメントありがとうございます。

老舗には辛い時代なのかもしれませんね。
利便性や利潤を追求するあまり、昔の職人の技術が失われて行く、いわゆるロストテクノロジーも怖いところです。

着物の染色とか彫刻の技術とか、今はもう出来ない、出来る人がいない技術がいくつもあるそうですね。
手間暇掛けて作るコンパクトも、今はもうありませんし…

名もない一個人の身では、その流れを止める手立てがないのが歯がゆく哀しい想いです。

投稿: 柏林堂 | 2009年1月21日 (水) 00時49分

こんにちは。

美しいもの、上品なもの、甘美なものを求める時代は終わってしまったのでしょうか。効率性だけを追い求めても、どこかむなしさを感じてしまいます。消費者としても、きれいでないものにお金を使いたくないという気持ちがあるのですが、それに応えてくれる企業は減少していきそうですね。

9・11の後のパリコレが、不自然なほど明るい色彩の服を展開したように、不況であるいまこそ美しいものを求める声が上がっても良さそうですのに、とも思います。

投稿: | 2009年1月23日 (金) 00時10分

こんにちは。

本当に、このまま日本は、世界はどこへ向かおうとしているのかな、と思うと怖くなります。

でもきっと、ひとりひとりが「美しいもの」への愛情を失わなければ、いつかたおやかで優しい美の時代が戻って来てくれる、と信じるしかないですね。

投稿: 柏林堂 | 2009年1月25日 (日) 22時47分

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