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2009年3月29日 (日)

「メッシュポーチ mesh pouch」コンパクト

Hi3b0422

 ちいさな金属片をつないで布状にしたもので作られた小物、たとえばお財布やパーティバッグなど、骨董市でも時々見掛けます。細かい金属のキラキラ感がゴージャスですね。

Hi3b0419 トップ写真のごとく我が家にもいくつかありますが、コンパクトとしては、以前、その金属片布(というべきか)を使った エバンスEvans のコンパクト「コンパース com-purse」をご紹介しました。

 で、今日はその「コンパース」の、「パース(財布)」がないものを。…って、コンパースの「パース」がなかったらただのコン(パクト)じゃん!

 …という突っ込みはごもっともでございます。

 いえまあ、まさにそうなんですが、お粉入れの部分が金属片布で覆われている、ということなんです。それも、ケースがぴちっと覆われているわけじゃなくて、多少ルーズにたわんだ状態になっているのが可愛いんです。

Hi3b0420_2Hi3b0418_2

 ふたの表装は、黒いベークライト(硬化プラスチック)の上に白いプラスチックで女性の横顔がカメオ風にくっついています。

Hi3b0421 鏡はグラスミラー。粉入れの内側部分は、布に粉が漏れないように不浸透性のコーティングがされた加工布で出来ています。コーティングされた布は、ちょっとぱりぱりした手触りでまるで紙製のような感触。そしてその外側を金属片布がゆるりと覆っています。
 シフターは、メッシュの丸い布が枠なしでそのまま入っています。

 同じような作りのメッシュポーチ・コンパクトは、エバンスでも作られていて、手持ちのコレクション本の中でも紹介されています。
 でもこのシルバーのメッシュポーチはたぶんエバンス製Hi3b0423ではないですね。メーカーマークはありませんが、エバンスのものより留め具の部分など、造りがちょっとチープな感じです。後追い商品でしょうか。

 エバンスのメッシュポーチは1937年のもの、となっているのでこのシルバーもおそらくそのあたり、30年代後半のアメリカ製です。

 実は同じ造りのメッシュポーチ・コンパクトをもうひとつ持っているんですが、お粉入れの部分が布製なので壊れ(切れ)やすいのでしょう、粉入れが抜けた状態になっています。まあ、そのおかげで造りが判ったので資料として役立っているんですけどね。


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2009年3月22日 (日)

スタイリッシュなキャリアウーマン

Hi3b0413

 お天気がよくないと、光量の関係か写真があまり綺麗に撮れないのが残念です。…いえまあ、単に腕がない、ということなんですけどー。

 あ、いつも日曜とかお休みの日にしか更新出来ないのも、同じ理由です。昼間でないと、写真が綺麗に撮れないんですが、平日の昼間は仕事なので…
 夜とか、自然光が少ない時に写真を綺麗に撮るコツが知りたいです。

Hi3b0410 で、今日の写真はアメリカ「REX Fifth avenue レックス フィフス アベニュー」の、都会的でおしゃれなコンパクトです。
 まるで小さな額に入った絵画みたいですね。このコンパクトの素敵なところは、裏側も表と同じ表装なんですよ。裏側は無地なことが多いので、これはちょっと珍しいです。

 中央の絵の部分はエナメルに見えますが、印刷した絵の上からプラスチックのカバーを掛けたものだと思います。周囲のブルーは、金属ケースの上に色を塗ったもの。
 かちっとした、シャープでスタイリッシュな印象のコンパクトですね。有能なビジネスパーソンがふっと見せる女らしさ、っていう感じ。

Hi3b0411 パフ付きの未使用品ですが、鏡は経年のためうっすらと霜が降りたように箔が落ち掛けていて、特に両サイドは水がにじんでいるように箔が落ちています。中央部分はまだ使用に耐える感じですけどね。個人的には、このくらいなら「使える」かなーと思います。

 未使用品ですがシフターはありません。これはたぶん、元々ないタイプのコンパクトじゃないかと思います。年代は50年代くらいでしょうか。内ブタの上に「Rex FIFTH AVENUE」、外側の蝶番のところに「MADE IN U.S.A.」と刻印されています。

 アメリカの戦後40~50年代のコンパクトは本当に百花繚乱という感じで、いろんなタイプのコンパクトがあって大好き。集めて眺めるだけでも楽しいし、実際に使うのにも実用的でお勧めです。
 人気という点では、一般的にはイギリスのStratton社製が一番人気みたいですが、個人的には「いいよ、アメリカ製!」と熱烈応援中。


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2009年3月 1日 (日)

地域版の取材を受けました

Hi3b0398

 唐突ですが、先週「朝日シティニュース社」様より取材を受けました。

 2月初めにメールでいただいた取材のお申し出にかなり迷ったのですが、日本ではあまり馴染みのないヴィンテージのパウダーコンパクトの美しさ、素晴らしさを世に広めるいい機会かな、と思ってお受けすることにしました。でもちょっと恥ずかしさもあります。だって柏林堂さん本人の

 顔出し

があるっていうんですもの!きゃぁぁぁぁ。「ヴィンテージ&コレクティブル」のびゅーちふるなイメージを粉々にぶっ壊してしまいそうです。ああ、それだけが懸念材料です。

 朝日シティニュースというのは、新聞などに折り込みで入っている地域版の情報紙です。朝日新聞の、神奈川県相模原周辺(神奈川県央、ですね)に入っているようですので、運悪く該当地域の朝日新聞ユーザーのみなさま、朝っぱらからお目汚しでごめんなさい。3月中旬から4月の初めくらいの版に掲載していただくようです。

Hi3b0399 以前やった「コンパクト展示会」の会場としてもお世話になった、南林間駅前のイタリアンダイニング「アレンゴ」さんにて、取材を受けました。アレンゴさんいつもありがとう。でも写真撮られてる私を調理場からにやにや見るのはやめてぇぇぇ。恥ずかしいのよぉ。

 取材ではいろいろと聞かれてもいないことを暴走して話してた気がするのですが、とりあえずパウダーコンパクトに対する熱い情熱だけは伝わったのではないかと思います…

 取材の中で、「200個のコレクションの中で、一番のお気に入りはどれですか」というご質問を受けて、ハタと悩みました。

 き…決められない。

 その時の気分とかにもよるし…「見てるだけ」か「使うこと想定」かによっても違うし…どれだろう?
 とりあえずは「決められないです」とお答してから、別な話題になって、写真も撮って、としばらく経ってから、ふと思った。

 やっぱり、一番のお気に入りは、これです。

 ということで選んだのが写真のシルバーのチェーンドコンパクト。
Hi3b0401Hi3b0402

 カナダのアンティークシルバーの専門店から購入した、20~30年代のアメリカ製のものです。仮に「どれか1個を残してコレクション全部処分しろ」というような事態になったら、たぶんこれを手元に置きたいだろうな、と思います。

 思ったのですが、普段あまりこうと考えていないことも、改めて第三者から質問されると、あれ、どうだろう、私はどう思ってるんだろう、と振り返ることになって新鮮ですね。
 一番のお気に入りは、とか、今後どうしたいのか、とか。

 こんなコレクションしていて言うのも変なんですが、元々あまり物欲はない方なのです。だから、「これが絶対欲しい」とか、「無理してでも」とか、そういう気持ちはあまりなくて、一期一会というか、ご縁があればウチに来てくれるだろうし、手に入れられなかったら、ああご縁がなかったのね、また今度ね、というくらいの感じでいます。

 意外と、やる気のないコレクターなんです。でもそれが長続きの秘訣、とタモリさんも言ってました。なんのこっちゃ。

 以前のテレビドラマの小道具協力の時もそうでしたけど、地道に生真面目にやっていると思いもよらないいろいろな出会いの機会をいただけるなぁ、ありがたいことだなぁ、と思います。これからも、妥協することなく、でも無理せず、ゆるゆると自分が信じることをやって行こう、と思うワタクシでした。

 朝日シティニュース社さま、このような機会をいただきありがとうございました。


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