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2009年5月10日 (日)

インターネットってホントに凄いというお話

Hi3b0483

 女だてらにマニア気質というかコレクター気質というか、小さな手掛かりからあっちこっちちまちまと調べるのが好きな性格なので、インターネットの恩恵というのは計り知れないものがあります。

Hi3b0489 昔だったら図書館にこもりっきりで調べたところだったんですが。ネットが普及する以前は国会図書館とかよく行ったものです。まあ、そういう仕事をしていたせいもあるんですけどね。

 今回のコンパクトはいろいろ調べるべきキーワードがたくさんあって、調べ甲斐があって楽しかったです。

 縦横5.5センチ角の小振りのシンプルなゴールドトーンのコンパクト。アメリカ製です。未使用品で当時のメーカーカードまで入っています。おそらく30~50年代くらいのものでしょう。

 メーカー名は「KOTLER & KOPIT Inc. コトラー&コピット社」。
 当時の住所は「50 Church St. Pawtucket R.I. ロードアイランド州ポータケット市チャーチストリート50」。

 はい、ここです(笑)。

大きな地図で見る

 凄いですよね、今や、住所だけで「ここ」って画像まで出ちゃう(画像が表示されない場合は、お手数ですが「大きな地図で見る」から別ページで開いてみてくださいね)。

 ロードアイランド州はアメリカ独立時の13州の内のひとつで、小さいけど古い歴史のある街。ファッション装身具、加工金属製品の製造産業が盛んな土地柄のようです。

 ストリートビューでまっすぐ歩いて行くと、突き当たりに古い教会があります。だから「チャーチストリート」なんでしょうね。

 さて、この50 Church St.の角にある建物。これ、どうやら空家というか、使われてないっぽい感じがしますよね。さすがにもう「KOTLER & KOPIT」はない、のでしょうねぇ。

Hi3b0488 他にもカードには「10¢」ってあるんですけど…これ値段?や、安くないですか?まあ、戦前の、しかもアメリカの貨幣価値はよく判らないですが…
 初任給100円、とかの時代だったら有り?

 パフの上の「K & K」のメーカーマークと女性のシルエットがおしゃれですね。シフターのないタイプのコンパクトです。

 内ブタの下の方には「PATENT 1802796 U.S.A.」と刻印されています。
 調べましたところ、この特許番号は1931年4月28日に取得された、「Fastener Catch」、つまり、留め金部分の仕組みの特許です。
 …これもインターネットでアメリカの特許商標庁のサイトで調べました。もう、ホントに便利な時代に、以下同文。

Hi3b0486_2 確かにこの留め金部分、普通のコンパクトと違って、外側の取っ手の部分を下に軽く下げるようにすると、バネの力で外ブタが開きます。
 1931年に登録された特許ということは、このコンパクトはそれ以降のもの、ということですね。

 こんな風にいろいろ調べる手がかりのあるコンパクトは大好きです。いえ、そうでなくても、この時代のアメリカ製コンパクトは大好きなんですけどね、ご存知の通り。


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